ホーム
沿革
概要と歴史


 父子(ちちし)は福井県おおい町の東南部の山間に位置する集落です。
若狭観音霊場のひとつ「海元寺」が建つこの地では、無形民俗文化財に指定されている「六斎念仏」や、勇壮な火祭りの「大火勢-おおがせ-」をはじめとした伝統行事の多くが今もなお受け継がれています。
また、天然記念物の「かごのき」や「すだじい(しいのき)」が生息し、ミネラルウォーター「滝水ひめ」の採水地である「不動の滝」の所在地でもあります。

 父子には古墳・古墳群が多く点在し、この地区の古い歴史を物語っています。
古名は「静志(静石、志津志)」であったといわれ、後に「チイシ」と訛り、現在の 「父子」の字があてられたと伝えられています。
小字は「上条」、「下条(下父子)」、「瀑奥 -たきのおく-」に分かれており、古くは石灰業が盛んに行われていました。

 かつては石山城主 武藤上野介の所領であった事から佐分利郷に属していましたが、明治12年の郡区町村編成法により佐分利組地区から分離し本郷の十ヶ村に加わり、明治17年には戸長官選政策のもと本郷村外六ヶ村連合戸長役場の所管区域へ包含され、明治22年の市制町村制の施行により本郷村父子となりました。

 そして、昭和30年の本郷・佐分利・大島の三村合併による大飯町の誕生によって大飯町父子となり、平成18年の名田庄村との合併により現在の「おおい町父子」になりました。

参考文献「若狭父子の民俗」、「郷土史大飯」

データ


住 所 福井県大飯郡おおい町父子
緯度・経度 北緯 35度27分13秒 東経 135度36分28秒
平地面積 約43ha
世帯数 64世帯
人 口 181人
平成29年3月31日現在

位置

位置
ページの先頭へ

サイトガイドサイトマップ
Copyright© Chichishi-Ku All Rights Reserved



inserted by FC2 system